横浜国立大学のサーキュラーエコノミーを学ぶ池島ゼミの学生たちが、FARMER YOUのバリカツの試食会を企画・実施してくれた。

きっかけは池島先生との出会い。

数多ある関東の大学に私が連絡をした中で、唯一レスポンスをくれたのが横浜国立大。

ダメ元で話をしに行った時に同席されていたのが池島先生で、先生がゼミでFARMER YOUのことを話してくれた。

それを聞いた学生たちが、自ら連絡をくれた。

「学食に導入したい。そのためにまず試食会を開いて、アンケート調査をしてみたい」と。

そして、それを本当に実行した。

学生たちは自分たちでバリカツを揚げて、運んで、調理中にはボードを使いながら、試食に来てくれたグループごとにアイゴの抱える課題について丁寧に説明していた。

私は、正直とっても感動した。

この感動を、対馬と丸徳水産の皆さんに届けたい。

対馬の海で、現実の海と向き合い、アイゴを漁獲し、加工してくれている丸徳水産。

その日々の仕事が、遠く離れた関東の学生たちにしっかりと届いた。

学生たちは、海の課題を自分ごととして捉え、学びとして、そして実践として動いてくれている。

心が動くことを感動というならば、これは本当に感動だった。

私たちがFARMER YOUで取り組んでいることが、池島先生が繋いでくれた縁を通じて、学生たちの主体的な行動となって形になった。

彼らの真摯な姿勢、そして何より、食と環境の課題に向き合おうとする真剣な眼差しに、未来への希望を感じた。

学食は大学生協が運営をされていて、大きな組織なので導入にこじつけるかはまだ未定ですが、この行動に大人たちが巻き込まれていくのを見てみたいと思います。